2016年1月31日日曜日

【バスケの物理学】Nike Kyrie2で表現されたカイリ・アービングの完成された動き

物理学への挑戦

カイリ・アービングの物理学に挑戦した動きは、沈み込んだり、急激な方向転換、これらのバスケの生みの親であるネイスミスでさえ想像もできなかった。そしてシリーズ2作目となるKyrie2のミッドソール、アウトソールの丸みはこれらの動きに対応した。



カイリ・アービングのクロスオーバー

アービングのクロスオーバーは前代未聞な程の驚異的な破壊力である。NBA選手の平均的なドリブル速度よりも倍速(21miles/hour (33.8 km/hour))でドリブルをするアービングは1秒以内でクロスオーバーできる。

鋭角40度で770lbs (350kg)でコート上を爆進するアービングの力は、クロスオーバー時には4G(重力)もの加速度を体験する。(これは宇宙飛行士がロケット発射時に体感する平均的な力よりも1G多い。)つまり、アービングにはこの強い力に耐えられるバッシュが必要なのである。

アービングの動きを低い角度から観測した結果、靴のサイドやボトムに丸みを帯びさせる事が、驚異的な加速度を落とす事無く、また底面を床から離す事無く体重移動する事を可能にさせる結論に達した。これはニュートンの法則からも理にかなったデザインになっていると担当のレオ・チャンは語る。



誰にも止められないプルアップ・ジャンパー

アービングはつま先で加速するだけでなく減速もする。13miles/hour (20km/hour)から0miles/hourに0.2秒間で実際可能だ。そして、ドリブル体勢から0.49秒でジャンプショットに到れる。ステップバックのジャンパーに関しては、0.37秒で6feet (1.8m)の隙間を作り、ジャンプショットに到れる。

ニュートンの法則に従うと、急激に止まっても身体は進行方向に動き続けるため、外的な力が必要になる。Kyrie2のトラクション・パターン、そして、ストラップがここで活躍する。

ストラップはまるでボクサーがグローブの中で拳が動く事を嫌う事を防ぐかのうように、足の踵をロックさせる。そしてヒールのクッションが減速時の衝撃を緩和し、踵からつま先への移動を助ける。



リングへの獰猛な攻撃

アービングは3PTラインからリングまで1.5秒で到達できる。これは、典型的なNBAのポイントガードに比べて15%も早い。爆発的な速度から相手を騙す緩急、急激な方向転換に回転。あらゆる方法でペイント内に侵入した時点では相手のディフェンダーを抜き去っている。

3PTラインからの進行時、累積して1.5トンもの力を生み出すため、ディフェンダーはこれを避けずにはいられない。また、アービングは前方方向の移動を2段階に加速する事が可能で、これは0.25秒間で起こる。つまり目の瞬きの間に消え去るという事だ。

ソールのトラクションはこういったアービングの強大な力に反応し、良いレスポンスを生む。これが早い一歩目につながる。また足の前箇所の円形模様がピボットの動きに対応し、方向転換やピボットそのものを容易くさせ、ディフェンダーを粉砕する。



カイリ・アービングの動きを集約し表現したKyrie2


http://news.nike.com/news/kyrie-2

2016年1月17日日曜日

ジョーダンブランドがAir Jordan XXXを公開!?ナイキのフライトの最先端を行く!!

さてジョーダン30の全貌が明らかになりましたので、本家サイトからその全貌を読み解きます。

ついにベールを脱いだAir Jordan XXX

デザインのコンセプト

Air Jordan XXXのデザインが始まったのは議論を呼ぶところではある。ジョーダンの誕生日か、はたまたジョーダン・シリーズが市場に出回ってからか。今回のモデルはマイケル・ジョーダンが選手として、またデザインの協力者として進化してきた過程の総決算だ。

2015年2月、長くジョーダンとコラボレーションしてきたナイキの伝説的デザイナーのティンカー・ハットフィールドは、マイケルから誕生日会の席で次期ジョーダンのデザインの急先鋒を取ってもらいたいと託された。

ハートフィールドは翌朝スケッチを描いたが苦慮した。時間が無い。そして、マイケルのダンクコンテストの時の特定の写真を用意してもらい、再びデザインのスケッチを開始した。

ローマ数字の30(XXX)をバスケットボールのネットに昇華し、星雲で表現されたジョーダンの異次元な才能は本人を惑星とした独自の宇宙。そして、過去のシューズに代表されるエレファントプリント(象柄)やカーボンファイバーを使用して未来へ継承されていくのが今回のジョーダン30だ。

過去に使用された車や建築物など外部的な要素でなく、今回は内部的な要素を表現したとハットフィールドは語る。

象徴的なダンクコンテスト時のジョーダンをモチーフにしたデザイン

そしてこの高貴なアプローチは次の5つの要素に代表される事になる。

高さ、つまさき、トラクション、素材、フィット感。

次回に続く。


Nike News
http://news.nike.com/news/jordan-30

2016年1月9日土曜日

Kobe XIを初履きしてみた直感を語ってみる

今日発売されたNike Kobe XIを初めて履いたみた感触を過去のKobeシリーズに直感的にどれが近いのか考えてみた。

刷新されたFlyknit素材はキメが細かい。そして丈夫。
前作よりも凹凸が無くシンプルでスムーズ。
予想通りの軽量感。そしてデザインもシンプルだがアイデンティティーがある。
トラクションは良いがクッション性は最低限にクリアした感じ。

初めて履いた感触はNike Kobe VIIIの軽量感、そこにVIIIIのクッション性、きめ細かい軽量で丈夫なFlyknitを足した、という印象です。VIIIにはどこか似た感じがあります。

サイズは以前からのサイズでもOKですが、ゆとりを持たせたい方は0.5大きめがオススメです。

2016年1月5日火曜日

Happy New Year 2016!!!

Happy New Year 2016!!!

去年はご拝読ありがとうございました。今年は「バッシュを比較するページ」から「バッシュを語るページ」としてリニューアルします。変更に伴い、ブログ名、ドメイン名も変更しておりますので、ご注意ください。

本年も引き続きよろしくお願いいたしますm(_ _)m